カーブミラー鋼管柱修繕

カーブミラー柱・標識柱の地際腐食・劣化を再生

  本工法は、道路標識やカーブミラー等の支柱内部を補強する工法です。まず、支柱内壁面形状のアラミド繊維シートに接着剤を染込ませ、支柱上部から挿入します。次に、予めアラミド繊維シートに内蔵させた内部風船(エアーバック)を膨張させて鋼管の内壁に貼り付け、強化プラスチック層を形成させます。 最後に、アラミ繊維シート内にモルタルを充填して完了となります。地際の劣化・腐食が、著しいものでも、新品鋼管以上の強度に再生する工法となります。

カーブミラー柱・標識柱の補強工法の提案

(1)カーブミラー・標識柱の現状
・道路に設置された道路標識やカーブミラーが路面境界部の腐食により、  突然倒壊する事例が全国で多々発生しています。

(2)腐食の要因
・道路標識柱は、路面境界部が支点となって曲げモーメントが作用する為、  最も強度が必要とされる位置ですが、路面境界部は、雨水が帯水しやすく  犬の尿や融雪剤等の影響で腐食が生じ、それに伴う強度不足で倒壊します。

(3)補強工法の提案
現状では、路面境界部の部分的な腐食でも新規に建替えを行っていますが  本工法の活用により、損傷が軽微なうちに修繕する「予防保全」への転換を図り、既設標識柱の長寿命化に貢献します。